わさびちゃん

カラスに襲われて大けがをした状態で発見される

わさびちゃんと飼い主との出会いはとても悲惨なものでした。
2013年の6月初め、カラスに襲われてしまい、あごの骨を折るなどの大けがをした状態で飼い主で発見されたのです。

息も絶え絶えの状態でしたが、保護した家族はなんとかわさびちゃんを助けてあげたいと懸命の介抱をします。
そして、子猫を飼った経験がないため、どのように助けてあげればいいのか、どのように育てればいいのかを教えてもらうために、その様子をTwitterにアップすることにします。

すると、そのわさびちゃんのモデル級のかわいさや、怪我をして苦しんでいる様子が人々の心をつかんで、たくさんのフォロワーを得るようになります。
頻繁に写真付きでアップされていくわさびちゃんの様子は、日本全国の人々の目に留まることになり、その回復の様子をみんなで応援するという態勢ができました。

必死に回復しようとする姿が心を打つ

生後間もなく大けがを負ったという、とても厳しい状況の中でも、飼い主の家族は必死になって回復するように助けてあげます。
飼い主のおばあちゃんが手作りで毛糸のおくるみを作ってあげて、保温と姿勢の維持ができるようにしてあげます。
餌をあげるためのチューブをしっかりと固定するためには、どうしてもこうしたおくるみに包んであげて、手足を固定してあげることが必要になりますので、ナイスアイディアと言えるでしょう。

そして、おくるみに包まれた姿はとてもかわいらしく、一気にファンを増やす原因ともなりました。
いくつものおくるみに包まれて、とてもユーモラスな姿になっているわさびちゃんは、健気でありつつもしっかりとした目をしていて、たくさんの人の心をつかみます。

こうした写真のおかげもあって、日本全国の人たちが固唾をのんでわさびちゃんの回復を待ち望んでいました。
そして、飼い主とその家族の賢明なサポートもあって、順調に回復していくように見えました。

わずか87日間の生涯を終える

しかし、わさびちゃんは賢明な介抱にも関わらず、2013年の8月終わりにたった87日という生涯を終えてしまいます。
あまりにも突然の死だったので、飼い主やその家族はもちろんのこと、Twitterを通して応援していた日本中の人たちも涙を流すことになりました。

とても悲しく驚きの結末となってしまいましたが、一生懸命生きて人々に感動を与えてくれたわさびちゃんのことは多くの人の心に残っています。
また、飼い主が大けがをした状態でわさびちゃんを見つけ、経験もないのに必死になって介抱して育てようとした姿はとても素晴らしいものと言えるでしょう。
残念ながら突然に亡くなってしまいましたが、3か月弱という短い期間でもわさびちゃんからたくさんのものをもらうことができたと言えます。